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「キャリアコンサルタントって、取っても役に立たないって本当?」
受講料は30万円以上、5年ごとの更新にもお金がかかります。取ってから後悔したくないですよね。
- 資格を登録した人のうち、約3割はキャリア相談の仕事をしていない
- 1回目の更新をしなかった人も、約3人に1人いる
出典:厚生労働省.キャリアコンサルタントの登録・活動の現状/労働政策研究・研修機構.第2回キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査
私は2021年に合格し、2026年に1回目の資格更新を済ませた国家資格キャリアコンサルタントです。取っただけでは給料は上がりませんでした。それでも、取ってよかったと思っています。
この記事では、公的なデータと私の本音をもとに書きました。「役に立たない」と言われる理由と、実際に役立っている場面を正直にお伝えします。
結論、給料アップや転職のためだけなら、役に立たない可能性が高いです。一方で、人の相談に乗る立場の人には、確実に役立つ資格です。
- 「役に立たない」と言われる理由と、公的データで見る活躍の場
- 資格の更新も経験した有資格者の本音
- 役立つ人・役立たない人の違いと、後悔しない講座選び
執筆者
のぶろう
✓ 国家資格キャリアコンサルタント
✓ 公認心理師(国家資格)
✓ 大学院修士課程修了(心理学系)
心理学・キャリアの専門資格と研究知見をベースに、公的データや各社公式情報、利用者の声を客観的に比較・分析。「データと専門知識の正確さ」を重視した解説を心がけています。
\ 取るなら後悔しない養成講座3校 /
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| こんな人に | 一発合格で確実に取りたい | 仕事の予定が変わっても続けたい | 通学せず自宅で全部済ませたい |
| 受講料 (税込) | 360,800円(ライブ通信) ※入会金・教材費別(総額398,200円) | 396,000円 (説明会参加で385,000円) | 322,300円 ※入学金55,000円・教材費別 (総額392,111円) |
| 実質負担 | 70%:119,460円 80%:79,640円 | 70%:118,800円 80%:79,200円 | 70%:117,634円 80%:78,423円 |
| 学科試験対策 | ◎学科・論述の対策授業込み 模擬試験無料・合格保証制度 | △別売り(受講生割引あり) | ○学科AIドリルは無料 (論述の添削は別料金) |
| 受講形式 | 講義は録画を自宅で ロールプレイは会場で対面 | 通信+スクーリング (会場 or オンライン) | 通学 or Zoomライブ (完全オンライン可) |
| 給付金 | 対象 | 対象 | 対象 |
| 公式サイト | リカレント | 日本マンパワー | ヒューマンアカデミー |
※受講料・内容は2026年9月時点の各校公式サイトの情報です。実質負担は、受講料の総額から給付金を引いた額です(70%=資格を取り〔多くの講座で最初の試験での合格が条件〕、修了後1年以内に雇用保険に入って働く場合/80%=さらに賃金が5%以上上がった場合)。いったん全額を払い、給付金はあとから戻ります。マンパワーは説明会割引を使うとさらに安くなります。給付金は専門実践教育訓練給付金で、公務員は雇用保険に入っていないため原則使えません。7校の詳しい比較はキャリアコンサルタント養成講座おすすめ7選で解説しています。
キャリアコンサルタントが役に立たないと言われる理由


まずは、「役に立たない」と言われる理由から見ていきます。どれも、ある意味では事実です。
資格がなくても相談はできる
キャリアコンサルタントは、名乗ることだけが資格者に限られる「名称独占資格」です。
資格のない人が「キャリアコンサルタント」と名乗ると、30万円以下の罰金の対象になります。
| 資格が必要なこと | 「キャリアコンサルタント」と名乗ること |
| 資格がなくてもできること | キャリアの相談に乗ること |
医師や弁護士のように「資格がないとできない仕事」がありません。そのため、「取っても意味がない」と言われやすいのです。
出典:厚生労働省.キャリアコンサルタントとは
資格だけでは仕事や給料が増えない
資格を取っても、自動的に仕事が来たり、給料が上がったりはしません。
公的な調査では、こんな結果が出ています。
- 資格を登録した人の約3割が、キャリア相談の活動をしていない
- 活動している人でも、専業は約4割。約6割は別の仕事との兼業
私自身も、資格を取っただけで給料は上がりませんでした。
「資格で稼ぐ」ことを目的にすると、期待外れになりやすい資格です。
5年ごとの更新にお金と時間がかかる
キャリアコンサルタントは、5年ごとに資格を更新する必要があります。
更新には、次の講習を受けなければなりません。
| 更新の間隔 | 5年ごと |
| 知識講習 | 8時間以上 |
| 技能講習 | 30時間以上 |
| 合計 | 38時間以上 |
私は2026年に1回目の更新を受け、講習費用は全部で約12万円かかりました。
このお金と時間の負担から、1回目の更新をした人は68.5%にとどまっています。約3人に1人は、更新せずに資格を手放している計算です。
出典:国家資格キャリアコンサルタントWEB登録センター「登録更新」/厚生労働省.キャリアコンサルタントの登録・活動の現状(2026年3月31日までに取得後5年を満了した人の更新割合)
キャリアコンサルタントが役立つ場面をデータで確認


一方で、データを見ると「役に立たない」だけでは片付けられない面も見えてきます。
登録者は10年で3倍以上に増えた
キャリアコンサルタントの登録者は、2026年3月末で86,370人です。
制度が始まったのは2016年。2016年度末の25,518人から、約10年で3倍以上(3.4倍)に増えました。
| 時点(3月末) | 登録者数 |
|---|---|
| 2017年 | 25,518人 |
| 2020年 | 50,376人 |
| 2023年 | 65,879人 |
| 2026年 | 86,370人 |
本当に役に立たない資格なら、ここまで取る人は増えません。
仕事や人生に活かせると考える人が、毎年着実に増えています。
活動の場の4割以上は企業
キャリアコンサルタントが活動している場所で、最も多いのは企業(41.7%)です。
| 活動の場 | 割合 |
|---|---|
| 企業 | 41.7% |
| 学校・教育機関(大学・短大など) | 20.6% |
| 公的な就労支援機関(ハローワークなど) | 15.1% |
| 地域・福祉(若者サポートステーションなど) | 10.7% |
| 民間の就職支援機関(職業紹介事業者など) | 5.4% |
| その他 | 6.5% |
出典:労働政策研究・研修機構「キャリアコンサルタントの活動状況等に関する調査(第2回)」(令和4年度)/厚生労働省資料より作成
「キャリア相談の専門家として独立する」よりも、会社の中で社員の相談に乗る使い方が主流です。
人事や管理職の人が、今の仕事に活かすために取るケースが増えています。
相談を受けた人の約半数が「役立った」
キャリア相談を受ける側から見ても、効果は確認されています。
20〜50代の約1万2千人を対象にした調査があります。キャリア相談の経験者の5割強(約56%)が「役立った」と答えました。
- 約6割は、相談のあとに仕事や生活が「変化した」と回答
- 専門家に相談した経験がある人は、職業生活に「満足している」割合が54.8%。相談経験がない人の33.9%より約20ポイント高い
出典:労働政策研究・研修機構.キャリアコンサルティングの有用度及びニーズに関する調査(2023年8月調査)
【有資格者の本音】キャリアコンサルタントを取ってよかったこと


ここからは、教育関係の仕事をしている私が、資格を取ってから感じている本音です。
相談の「聴き方」が変わった
一番大きな変化は、人の話の聴き方が変わったことです。
養成講座では、ロールプレイで「聴く技術」を何度も練習します。
- 相手の話をさえぎらない
- 気持ちを受け止める
- 本人が考えを整理できるように質問する
こうした話し方は、キャリアの話に限りません。若手職員から相談を受けるときにも使えています。
聴く技術は、本を読むだけでは身につきません。ロールプレイで訓練した人にしかできない話し方だと実感しています。ざっくり言えば、コミュニケーション能力が上がりました。
名刺に書けて信頼度が上がった
国家資格なので、名刺に「キャリアコンサルタント」と書けるのも大きなメリットです。
名刺を渡すと、相手が資格に反応してくれることがよくあります。
キャリアの話は誰でもできますが、資格を持っていると、話を聞いてもらえる信頼度が違います。
また、企業の採用担当者の中には、キャリアコンサルタントの資格を持っている人もいます。そうした人とは話がすぐにかみ合い、採用の打ち合わせもスムーズに進みます。
社員に資格取得をすすめ、有資格者を積極的に増やしている企業もあります。
資格仲間という人脈ができた
意外と大きかったのが、人とのつながりです。
養成講座で一緒に学んだ仲間とは、資格を取った後も交流が続いています。
業種の違う人と深く話せる関係は、社会人になってからはなかなか作れません。
初めて会う人でも、お互いにキャリアコンサルタントだと分かると、すぐに意気投合できます。
同じ訓練と試験を乗り越えた者同士だからこそ、共通の言葉で話せるのです。
【有資格者の本音】微妙だったこと


もちろん、良いことばかりではありません。
取る前に知っておいてほしい点も正直にお伝えします。
取っただけでは給料は上がらない
先ほどもお伝えしたとおり、資格を取っただけで給料は上がりませんでした。
資格手当がつく職場もあるかもしれません。ただ、多くの場合は「資格を持っているから給料が上がる」わけではありません。
資格で身につけた技術を、仕事の成果にどうつなげるかが大切です。
更新講習は約12万円と負担が大きい
2026年の更新では、講習費用が全部で約12万円かかりました。
38時間の講習を受ける時間の確保も、仕事をしながらだと大変です。ただ、悪いことばかりではありませんでした。
- 更新講習で新しい知識を学べる
- 新しい人とも出会える
- オンラインで受けられる講習を選んだので、通学より負担はずっと軽く済んだ
聴く技術は、使わないと鈍ります。更新講習は、技術を保つための定期メンテナンスだと考えると、勉強になる時間でした。
ブログ運営にも意外と役立った
微妙な点とは逆に、意外な場面で役立ったこともあります。このブログの運営です。
キャリアコーチングのサービスには、キャリア理論をもとにしたものが多くあります。資格の勉強をしたおかげで、こんなことが分かります。
- 各サービスが、どんな理論を使っているのかが分かる
- 国家資格キャリアコンサルタントを雇っているサービスもある。その人たちが理論と面談の訓練をしっかり積んだ人だと分かる
私自身が養成講座と試験を経験したからこそ、分かることです。
キャリアコンサルタントが役立つ人・役立たない人


ここまでのデータと体験をもとに、資格が役立つ人と役立たない人をまとめます。
| 役立つ人 | 役立たない人 |
|---|---|
| 管理職・人事など部下や社員の相談に乗る人 | 資格だけで給料を上げたい人 |
| 学校・就職支援など人の進路に関わる仕事の人 | 転職に有利な肩書きだけがほしい人 |
| 今の仕事に「聴く技術」を足したい人 | 取得後に使う場面を考えていない人 |
相談に乗る立場の人には役立つ
資格が最も役立つのは、日頃から人の相談に乗る立場の人です。例えば、こんな人です。
- 部下を持つ上司
- 人事担当者
- 学校の先生や就職支援の担当者
ロールプレイで身につけた聴く技術は、キャリアの相談だけでなく、相談全般に使えます。
データで見ても、活動の場の4割以上が企業です。
「今の仕事に資格をかけ算する」使い方が、最も効果を実感しやすい方法です。
給料や転職目的だけなら役立たない
反対に、給料アップや転職だけが目的なら、おそらく役に立ちません。
資格そのものに、給料を上げる力はないからです。
キャリア相談を専業にしている人は約4割です。資格だけで生計を立てるのは簡単ではありません。
「肩書きがほしい」だけで30万円以上を払うのは、おすすめしません。
取る目的を先に決めておく
役に立つかどうかは、結局はあなたが何のために取るかで決まります。
- 「部下との面談に活かしたい」
- 「学生の就職相談の質を上げたい」
このように、自分なりの目的を先に決めておきましょう。目的がはっきりしていれば、講座で学ぶ内容の吸収も変わります。
そして、養成講座で学び、試験に向けて勉強した経験。これは、何もしなかった場合より確実にあなたの知識と技術を高めます。
自己研鑽になることは間違いありません。
キャリアコンサルタントを役立てる講座の選び方


資格を役立てるには、講座選びも大切です。ここでは、目的別におすすめの講座を3つ紹介します。
一発合格を狙うならリカレント


取ると決めたら、確実に合格したいですよね。学科試験の対策が受講料に含まれるリカレントがおすすめです。
- 給付金の追加支給は、最初の試験で合格するのが条件
- 不合格になると追加分を失い、受験料もかかり直す
おすすめはライブ通信講座(総額398,200円)です。講義は録画で自宅受講し、ロールプレイは会場で対面練習できます。
対策込みで一発合格をめざせる安心感があります。
ライブ通信講座で教育訓練給付金を申し込んで一発合格すると、受講料・入会金・教材費の合計の70%(約28万円)が戻ります。実質約12万円で受講できます!
※計算:受講料360,800円+入会金22,000円+教材費15,400円=398,200円の70%=278,740円が支給され、自己負担は119,460円(リカレント公式の試算と同じく教材費も給付の対象として計算。対象になる費用の範囲は、申込時にスクールが発行する書類で確認してください)。全部を生授業で受ける養成講座(総額499,400円)なら、70%給付で自己負担149,820円、80%で99,880円です。
※70%の支給には、修了後1年以内に資格を取得し、雇用保険の被保険者として働いていることなどが条件です。さらに賃金が5%以上上がると80%(自己負担は約8万円)になります。
※給付金を受けるには、雇用保険の加入期間などの条件があり、受講開始日の2週間前まで(原則)にハローワークでの手続きが必要です。予約が混み合うので、1ヶ月前には動き始めましょう。金額は2026年9月時点。くわしくはハローワークと説明会で確認してください。
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リカレントの評判・口コミや、ライブ通信講座と教室の違いは、こちらの記事で詳しく検証しています。


働きながらならマンパワー


管理職や人事など、忙しく働きながら取りたい人には日本マンパワーが向いています。会場とオンラインを無料で振り替えられるからです。
私は毎週日曜に通学する講座を選び、時間の確保に苦労しました。
日本マンパワーなら、急な出張や残業で参加できない日も振り替えられます。全国の会場やオンラインの別クラスが使えます(無料・回数制限なし)。
- スクーリング(12日間)はロールプレイ中心
- 企業・大学・人材業界・行政など、いろいろな立場の人と一緒に学ぶ
- 資格を取ったあとの人脈づくりにもつながる
ただし、学科・論述・面接の試験対策コースは別売りです(受講生は割引あり)。一発合格をめざすなら、対策コースの費用も予算に入れておきましょう。
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自宅で完結ならヒューマン


通学せず自宅で全部済ませたい人には、ヒューマンアカデミーが向いています。Zoomの生授業とeラーニングで、自宅から受講できます。
家から受講できれば、通学の負担はかなり軽くなります。
- 学科のAIドリル(1,800問以上)は受講生なら無料
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- 論述の講師添削(8,800円)は別料金
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7校の受講料・合格率・学科対策の違いも比較しました。キャリアコンサルタント養成講座おすすめ7選で詳しく解説しています。
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公務員の方へ
公務員は雇用保険に入っていないため、教育訓練給付金を原則使えません(雇用保険に入っている非常勤職員などは例外あり)。
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地域連携プラットフォームの評判・口コミは、こちらの記事で詳しく検証しています。


キャリアコンサルタントが役に立たないか迷う人のよくある質問
- キャリアコンサルタントの資格は意味ない?
-
資格だけで給料を上げたい人には、意味が薄いかもしれません。一方で、人の相談に乗る立場の人には、聴く技術や信頼度の面で大きな意味があります。取る目的によって価値が変わる資格です。
- キャリアコンサルタントの資格で転職は有利になる?
-
大学のキャリアセンターや就職支援の仕事など、キャリア相談そのものが仕事になる職場では評価されやすい資格です。ただし、関係のない業界への転職で、資格だけが決め手になることはあまりありません。
- 更新しないとどうなる?
-
5年ごとの更新をしないと登録が切れ、「キャリアコンサルタント」と名乗れなくなります。更新には、知識講習8時間以上と技能講習30時間以上の受講が必要です。
- 更新講習の費用はどれくらい?
-
選ぶ講習によって変わります。私の場合は、38時間分の講習を合わせて約12万円でした。オンラインで受けられる講習もあり、通学より時間の負担を減らせます。
- 資格がなくてもキャリア相談はできる?
-
できます。キャリアコンサルタントは名称独占資格なので、制限されるのは「キャリアコンサルタント」と名乗ることだけです。ただし、資格があると相談相手からの信頼度が変わります。
まとめ:役に立つかどうかは目的次第
キャリアコンサルタントは、取っただけでは給料も仕事も増えない資格です。この意味では「役に立たない」という声にも一理あります。
しかし、人の相談に乗る立場の人にとっては、聴く技術・信頼・人脈が手に入る資格です。
私自身、資格を取ってから今も仕事の中で役立てています。
- 役立たない:資格だけで給料アップや転職をめざす人
- 役立つ:上司・人事・教育など、人の相談に乗る人
- 大切なのは:取る前に「何に使うか」を決めること
目的が決まったら、まずは講座の資料を取り寄せて、学ぶ内容を確かめてみましょう。
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ほかの講座も含めて比べたい人は、キャリアコンサルタント養成講座おすすめ7選をご覧ください。








